炭の再利用で燃費削減効果が大きい「火消しつぼ」は我が家の必需品!

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火消しつぼを上手に使って燃費削減に!

我が家では、キャプテンスタッグの「アルスター火消しつぼ M-7567」を使用しています。
そして、我が家の「火消しつぼ」はかなり年季が入ってます(笑
使用頻度が高いので使い込まれた雰囲気が漂っているだけかもしれませんが。

火消しつぼで、余った炭を「消して捨てる」から「消して再利用」することにより、お財布に優しくエコでクリーンな環境に!

「消し炭って何?」

「バケツで消したんじゃダメなの?」

という方のために解説させていただきます。

簡単に言うと、消し炭=炭として再使用可能な状態で消火された炭です。

実際に、前回使った際に使った「消し炭」を見てみますと、こんな感じに再利用可能な消し炭が出来上がります。

上の写真、炭の真ん中に穴が開いているのは、使用している炭が「オガ備長炭」の特徴で消し炭だから穴が開いているわけではありません。

「火消しつぼ」自体の構造は至ってシンプル!

「火の点いた炭をつぼに入れ、蓋をすると酸欠で消火される」という、小学校の理科でも習いそうな仕組みで徐々にそして確実に消火します。

つまり、炭とはいえども酸素が無ければ燃焼を継続出来ないわけで、燃焼に必要な酸素を絶って消火するという簡単な理屈です。逆に考えれば、火の点いた炭を入れて燃えたり割れたりしない限り、専用品でなくても煎餅の缶やコーヒー豆の缶などの容器でも代用可能かもしれません(試してはいませんので試す方は取り扱いには火の元に十分注意の上、各自自己責任でお願いしますね)

また、「火消しつぼ」には陶器製の物もありますが、我が家ではアウトドアへの持ち出しも多々ありますので割れない金属製の「火消しつぼ」をチョイスして使っています。

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使い方は注意が必要でも炭代を抑えお肉をランクアップ!?

炭を入れた直後は、火消しつぼがかなりの高温になるので周辺への延焼に配慮は必要ですが、これが本当に便利もので、炭の消費量は確実に減るし、なんと言っても「後始末が簡単」なんです。

余った炭を、入れて・蓋して・はい終わり! ですから(笑

また、折りたたみ式の取っ手部分は、火の点いた炭を入れた直後でも何の問題も無く素手で触れます(私は火傷防止のため皮手袋をするようにしています)ので、火の着いた炭の移動にも使えます。

火消しつぼで炭の消火までにかかる時間は、炭の量や質にもより変わりますが、私の使用環境で大体60分~120分でつぼが触れる温度になるようです。

結果的に我が家では炭の燃料費を抑えることに成功していて、炭の燃料費=燃費(炭のランニングコスト)と捉えると、炭代が2/3程度に減りました。

火消しつぼの購入以前は、一度のBBQで約2kgの炭を消費していたのですが、火消しつぼの消し炭再利用+新しい炭1.2~1.4kgで足りてしまいます。

勿論、余った炭はまた火消しつぼで「消し炭」として次回に再利用出来ます。
そんなこんなで、我が家では使って知ってしまったが故に「無くては成らない」状態になっています。

火消しつぼで炭代を節約出来ると、環境にもお財布にも優しいだけではなく、食材を1ランク良い物にしたり肉の量を多くしたり…と、家族や友人にも優しい優れものなんです。

我が家の場合、購入初年度で火消しつぼ代の元は十分に取れました。

つまり次年度からは、毎年、火消しつぼ代(約2,500円)が浮くことになります。

いつも焼いているBBQのお肉に+2,500円したら、結構良いお肉買えますよね。まだお持ちでは無い方、これを機会に購入検討されてはいかがですか?

 

火消しつぼは丈夫ですが、少しでも長持ちさせるために…

前ふりはさておき、本題に入ります。

クリスマスのチキンを焼き終わった際に、炭を消火する為に消しつぼに入れようとつぼの蓋を開けようとしたら、蓋が開かずに、取っ手だけがポロッと取れました。

一瞬「なんで?」と思いましたが、取っ手の接続面をよく見ると…

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ありゃりゃ…

こりゃあ、完全にダメですね。

取っ手側に嵌っているネジが短い為に、メス側ネジの一部分が折れてしまっています。

折れた部分は、下の写真でネジにくっついているメス側ネジ(ギザギザの部分)です。

では、なぜ取っ手が取れたのか…

原因を考えてみます。

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考えられることは、取っ手側メスネジの懐の深さに比べオスネジの長さが短かく、手前側だけで取っ手を保持していることです。

そこに炭を入れ、木製のつまみが焦げるほどの高温で過熱されたり冷却されたりの連続で、金属疲労が急速に進んだのかもしれません。

また、オスネジが硬いステンレス製なのに対してメスネジ側は軟らかい真鍮製なので、メスネジ側が破断を起こしたのだと思われます。

兎に角、修理しないと不便なので対策を考えます。

ネジ径を実際に計ってみると、ネジ径5mm・長さ10mmのトラスネジが使用されています。

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蓋の内側から見たトラスネジのネジ頭 (ちょっとピンボケぎみでスミマセン!)

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この短いネジを長めのネジに交換します。

残念ながら、トラスネジの在庫が自宅には無かったので、普通のナベネジに平ワッシャーを噛ませて使います。

ネジ自体に特別大きな力が掛かる場所では無いですし、構造的に精度を要求される場所では無いのでこれで十分と判断しました。

 

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ネジの材質も、ステンレスから鉄クロームメッキに変わりましたが…

大事なことは、ネジの長さを10mmから15mmにアップして取っ手側のメスネジ深くまで届く様にしたことです。

そして、無事に取っ手が付きました!

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これで暫くは大丈夫かな…

今まで散々お世話になっている「火消しつぼ」ですが、もう少し頑張って頂きたいものです。

我が家の使用状況で、費用対効果を考えたら十分に元手は取っているのですが…

新しく購入された方、若しくは壊れていない方は、早めに長めのネジへ交換していおたほうが良いかもしれません。

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結論を申し上げますと、メーカーさんがもう少し考えて既存より長めのネジを使ってくれれば壊れる可能性も少なかったはずですし、これから購入される方は、事前に長めのネジに交換されたほうが良いかと思います。

突然、出先(BBQ先)でポロッと外れたら不便でたまりませんからね…

それでは、長くなりましたのでこのへんで(笑

※ この記事は2015年12月26日に旧ブログ( http://cutewings.seesaa.net/article/431724372.html )で公開されたものを加筆修正して掲載しています。

 
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