ご無沙汰いたしております。
Y(夫)です。
本日は、昨年末のクリスマスで行った「伊丹市立野外活動センター」について書かせて頂きます。
※ 伊丹市立野外活動センターは、社団法人へ移管により名称が「神戸三田アウトドアビレッジ」に改称されました。
まず始めに申し上げておきますが、この内容で記事を書くべきか悩みました。伊丹市立野外活動センターは、2017年春より、現行の市営体制から譲渡先の社団法人へ移管するそうです。移管について、否定的な内容と取られ兼ねない言い回しもありますが、譲渡先の社団法人を否定したり批判する意図では無い事をご承知置きの上でご覧下さい。
尚、後半部分については、我が家のキャンプ日記みたいなものとなっていますのでご了承ください。
目次
伊丹市営から社団法人への譲渡
我が家が何度か伺っている「伊丹市立野外活動センター」ですが、2017年3月末日(市営としての予約は3月26日まで受付とのこと)をもって50年以上続いてきた歴史に幕を下ろします。閉鎖後は、譲渡先の社団法人がリニューアルを行い7月から運営体制が変わっての本格稼働となるそうです。
しかし、伊丹市から譲渡先の社団法人への移管に伴い、野外活動センター勤務の方々は解雇となるそうでとても残念に思っております。譲渡理由が市の財政に伴う事から致し方ない面もあるとは存じますが、現場の方々はとても気さくな方々で、なんとか再雇用される事を切に望んでおります。
伊丹市立野外活動センターの譲渡につきましての詳細は、伊丹市のホームページに詳しく記載されていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
市のHPでは、譲渡に伴い親水護岸・橋・ダムを撤去と記載されていますので、ここでいう「橋」が伊丹市立野外活動センターのキャンプエリアからキャンプファイヤー場への橋を指すのであれば、伊丹市立野外活動センターのアイコン的存在の一つである「うぐいすばし」は、取り壊されるのかもしれません。
そして、気になる利用料金ですが、市側の説明では「市外の方の利用はこれまでの倍程度、伊丹市民はそこから2割程度の割引…<中略>…正式に譲渡が決まりましたら、お知らせします。」とあります。
つまり、実質値上げで最低向こう10年運営(10年運営が譲渡条件なので)されるのであれば、譲渡せずとも、まずは値上げで2~3年様子見する方法もあったのではないかと思います。そうすれば、現野外活動センター勤務の方々全ての職は守れないまでも、一部の方々の解雇で済んだかもしれません。
バンガローの利用料については、羽束川上流の近隣に三田市野外活動センターもありますし、それらを考慮して価格設定すれば問題ないと思います。三田市野外活動センターはバンガロー内に冷蔵庫と布団もありますので、同程度の価格設定にするためには、多少の設備投資が必要かもしれません。
伊丹市立野外活動センターでテント泊の場合は、まずその占有面積の狭さがネックになります。山の斜面を利用しているため、1サイトの面積が狭くなるのは仕方が無いと思われますが、ファミリー利用だと難しい面積になってしまいます。
また、サイトが伊丹市立野外活動センターの上部に位置するため、荷車にテントやら寝袋類一式を積んで人力で上がらなければなりません。三田市野外活動センターも、駐車場からの荷物運搬は荷車での運搬ですが、搬入路に起伏はありません。しかし伊丹市立野外活動センターの場合は、搬入路は山の斜面を登りながら三田市野外活動センターの倍以上の距離を運搬することになります。
以上のようなデメリットに対して、民営化される事によってどの様にサービス(ソフト)面の満足感を上げるのか。それとも、単なる値上げだけに終始してしまうのかは、今のところ不明のままです。
何れにせよ、値上げによる客足の減少を、どのような方法で補うのかは発表されていません。
4月に運営体制が変わり7月にはリニューアルオープンされるようですので、伊丹市立野外活動センター今まで以上に良いキャンプ場になれますことを切に願います。
クリスマスキャンプ in 伊丹市立野外活動センター(1日目)
前置きに色々と書いてしまいましたが、2016年12月23日から2泊、伊丹市立野外活動センターにバンガローを借りてアウトドアを満喫して来ました。
まずは、道の駅「いながわ」を偵察がてらお買い物。その後、伊丹市立野外活動センター近くの岡村酒造場で出来立ての新酒をゲットしました。
酒蔵を出てからは寄り道をせずに、伊丹市立野外活動センターに移動しチェックイン。
早速、炭を熾し、晩御飯のカニちりの準備がてら新酒の味見。
アルコール分が少々高めですが、こいつがまた美味い!
ダッチオーブンの下では、鰤のカマ焼きを。
その他にも、チキンを焼いたり…
カニちりの後で、カニ雑炊を食べました。
ご覧の囲炉裏テーブルについては、過去記事「DIYで古民家の囲炉裏風な焚き火テーブルを作ってみた!」にて紹介していますのでご覧ください!
お腹一杯で食べられないほど食べ、焚き火タイムへ突入!
焚き火では、ケトルで湯を沸かします。
沸かした湯は、湯たんぽに入れ寝袋へ。
湯たんぽは2L前後無いと朝まで暖かさが保てません。小型でお勧めなのが1.8Lの物。
使用するケトルに余裕があるのであれば、少し大きめのタイプでも良いと思います。
因みに、湯たんぽは熱湯で満タンにしてから使用しないと、湯の温度が下がった時に内部の空気の収縮でつぶれる事もありますし、湯たんぽの温度が落ちるのも早くなってしまいます。
早朝は寒気で底冷えする予報でしたが、湯たんぽを寝袋の足元へ入れ使い捨てカイロ2枚で十分に暖かく眠れました。寝る前に次女のUNOに小一時間付き合わされましたが、UNOにメチャ弱いK(妻)が毎回ビリを引き続けるのが常なのですが、クリスマスサプライズで最後の最後になんと一番になっていました。
UNOに引き続き、これまた次女の希望でトランプでババ抜きをし、23時前に就寝しました。
クリスマスキャンプ in 伊丹市立野外活動センター(2日目)
翌朝は、焚き火を熾したその傍らでK(妻)のモンティクリスト風のトーストで朝食。
グリーンサラダとコーンスープを添えました。
朝食後、まずは道の駅いながわへ行き新鮮なお野菜をゲットしてから、丹波伝統工芸公園立杭陶の郷へ行き丹波立杭焼きを見学~少し遅めの昼食を立杭陶の郷の中にある「獅子銀」さんで頂きました。
丹波伝統工芸公園立杭陶の郷については、後日、改めてご紹介させて頂きます。
その後、伊丹市立野外活動センターへと戻り、メインイベントであるクリスマスパーティの準備です。
まずは、ダッチオーブンでパエリア。
こちらのダッチオーブンパエリアは、SOTO製レギュレーターストーブ ST-310 にキャプテンスタッグ製パワーインクリーザーを取り付けて炊き上げました。ノーマルガス(安価なガス)を使用しましたが、しっかりと炊飯出来ました。これで益々、屋外で ST-310 が活躍することでしょう…(笑
詳細については、以下のページで書いていますので、ご一読下さいね。
炭火では、小さな土鍋を隅に置いてチーズフォンデュに、焼きウインナー・海老の塩焼き。
写真のブロッコリーは道の駅いながわで購入した物を茹でただけですが、素材が良いのでコレが美味い!
焼き鳥も…
道の駅いながわで購入した三田牛の塩焼き…と続き。
閉めはクリスマスケーキ。
で、当ブログの表紙画像になっているのが、この時に撮った写真です(笑
翌朝は冷え気味も最高潮でしたが寒くて途中で目覚める事も無く、熟睡出来ました。
クリスマスキャンプ in 伊丹市立野外活動センター(最終日)
3日目の朝は、昨夜のパエリア残りをフライパンで暖めてから頂きました。
ここで少しだけ、過去記事のご紹介。
この時の気温は手元の温度計で0度とかなり冷え込んでいましたが、CB缶にパワーインクリーザーを取り付けたストーブ「SOTO ST-310」が大活躍。終始安定した火力で、冷えたパエリアを熱々に温める事が出来ました。
朝食後は、しばし焚き火で暖を取り、昼前に撤収作業を開始。
道の駅いながわにて昼食代わりの軽食を頂き、お正月用の野菜をドッサリと買い込み帰宅しました。
後記
今回は、当施設が市営としての歴史に幕を下ろす最後(ラスト)のクリスマスに伺いました。そんな気持ちだったためか、現地滞在中は心の中で若かりし頃に流行ったワムの代表的ヒット曲「ラストクリスマス」鳴り響いていました。そして、帰宅後に衝撃的ニュースが飛び込んで来ました。なんと、ワムの「ジョージ・マイケル」さんも時期を同じくして亡くなったとの事。
クリスマスソングとして不滅の定番である「ラストクリスマス」を歌っていたワムは、ジョージ・マイケルさんとアンドリュー・リッジリーさんの2人組デュオとして80年代に活動していました。最大のヒット曲である「ラストクリスマス」は、今でもクリスマスシーズンになると街のどこかで流れている曲なので、ご存知の方も多いと思います。
一見、何の関係も無い2つの「ラストクリスマス」ですが、私の中では双方がリンクし両方とも私の手の届かない所に行ってしまった様に感じ、とても切ない気持ちになりました。
次、いつ来れるか分からないけれど、沢山の思い出をありがとう伊丹市立野外活動センター!
そして、この場をお借りして故ジョージ・マイケルさんのご冥福をお祈り申し上げます。
譲渡先のホームページが開設されました
2017.04.09 追記
伊丹市のホームページに説明されていた内容と若干の相違がありますが、譲渡先のホームページが完成しています。
新しい施設名は、神戸三田ワークショップビレッジとなるそうで、本オープンは来年の4月。現在は仮オープンとして施設を営業されているようです。
以前、市ホームページでの説明は「市外の方の利用はこれまでの倍程度になる」と明記されていましたが、バンガローの市外利用者旧料金が2,800円から、同条件のレギュラーシーズンで6,000円に倍強へ。
トップシーズン(日祝日の前日、7月15日~8月末日)に至っては7,200円との事。
シーズン料金制については伊丹市の説明にありませんでしたし、市の言う倍程度の料金とはレギュラーシーズン料金を指していると思われます。
価格については各個人の感覚の問題なので言及しませんが、夏休み以外にも、普通に日祝日の前日に宿泊される場合はトップシーズン扱いですから、殆どの方が2.5倍以上の値上げとなる価格での利用となります。
さらに、宿泊の人数分必要なシーツ代も1名200円から300円に値上げされています。
その他にも、チェックイン時間が14時から15時に、チェックアウト時間にいたっては13時から10時に3時間も減らされています。チェックアウト10時はアウトドア施設で荷物が多いことを加味するとキツイですね。
残念ですが、この価格帯だと近隣施設である三田市野外活動センターよりも高額になってしまいますし、ホームページの利用料金に「仮オープン料金です。2018年4月以降変更となります。」とありますから、2018年4月以降は更なる値上げがあるのかもしれません。
私個人は、旧伊丹市立野外活動センターの財務状況を知りませんし、値上げが悪いとは言いません。
しかし、これほど値上げするのであれば、50万円と言う安価で施設を売り渡すメリットがどこに合ったのかと、疑問に感じずにはいられません。
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