※ 一部マナーが守れない方々のために、2019年1月より「大野アルプスランド」は閉鎖となってしまいました。この様な事態になってしまった事、キャンプ好きとしてとても残念でなりません。
キャンプでもスポーツでも、一般的に一流とか上級者と呼ばれる人達はマナーが出来た人達ばかりです。人気の最新アイテムを買って上級者を気取るのも良いですが、マナーが悪ければ全てが台無しです。
尚、今回禁止された内容は、宿泊を伴うキャンプのみではなく、バーベキュー(BBQ)などのデイキャンプも禁止のようです。詳しくは、猪名川町のHPをご覧ください。
大野アルプスランドってどんなところ?
大野アルプスランドキャンプ場は、兵庫県川辺郡猪名川町にある標高753.5mの大野山の山頂付近にある無料のキャンプ場で、大阪市内からも近く眺望が良いので、シーズン中は人気の高いキャンプ場です。
大野アルプスランドの「大野」は、「おおの」ではなく「おおや」と読み、所在地は 〒666-0204 猪名川町柏原字尾野ヶ嶽1-1 となっています。住所があるので郵便番号があるのは当たり前なのですが、ここに郵便物を送ったら、何処に届くのだろう…と考えてしまうのは私だけでしょうか(笑
ロケーションは最高なのですが、無料キャンプ場であるが故に設備は最小限。
トイレは循環式で、洗い場はキャンプ場の下のほうに1箇所のみ。
場内では水道からの水は飲用不可のため、調理用を含め、水は事前に準備し持参が必須。
また、サイト内に車両の進入は出来ませんので、テントを設営する場所や荷物の量によっては機材の運搬が大変かもしれません。
標高が700mを超える山地の頂上付近にあるキャンプ場ゆえ、風が強く気温も平地より低い。初夏や初秋など日没後は思ったより冷え込む可能性も否定できないので、長袖を一枚多めに持参する事を推奨します。
大野アルプスランドへの経路
道の駅いながわから、県道12号線を北西方向に約8.5 kmほど進み、「町立大島小学校」先にある「チェリーゴルフクラブ」の看板を目印にT地路を左折する。
道なりに約450m進むと、県道507号線が右から合流して来るがそのまま直進。
どんどん上って行くと右手に「ペンションきのこ園」を通過し、きのこ園から約600mの十字路を右折。
※ 大野アルプスランドでキャンプをされる場合は、ペンションきのこ園に利用申請が必要です(TEL:072-769-0760 )
そこから、更に250mほど先を右折。ここから道が極端に細くなりますが、そのまま道なりに3.5km程で大野アルプスランドに到着。途中、ガードレールが無い場所や、落ち葉に隠れた側溝に注意して進んで下さい。
大野アルプスランドへの経路注意点(1)
大阪方面からは、県道12号線「町立大島小学校」先にある「チェリーゴルフクラブ」の看板を目印に左折したほうが近道ですが、「チェリーゴルフクラブ」の看板を見落としても、2つ先の信号(杉生郵便局のある五指路の交差点)を左折すれば大野アルプスランドへ行く事ができる。(篠山市方面方はこの交差点を右折する)
以前はこの交差点角にコンビニエンスストアが在ったが、残念な事に無くなっており、この先の道中で食料品や飲料を販売する店舗は無いので、ここまでの間に必要な食料品を揃えておく。
※ 展望台下にある避難小屋横に自動販売機がありますが、残念ながら水や酒類は売ってません。
大野アルプスランドへの経路注意点(2)
チェリーゴルフクラブから先が大野アルプスランドへ続いていますが、ゴルフクラブから先は一方通行出口(大野アルプスランドからの下り専用)で細い山道のため、必ず手前の登り専用道を利用する。
大野アルプスランド施設紹介
場内にあった地図に沿ってご説明します。
尚、この場内地図はノースアップ画像ではありません。
左側が集落方向、右側が山頂(北)方向になります。
チェックイン・チェックアウトの利用時間規則は無し、区画は完全フリー。
キャンプ場内写真。全体的に傾斜地な為、テントを設営する場所は注意が必要です。
何箇所かは、写真下のように斜面を削って平面を出してあります。
こちらも段状に削って平地化してありますがベンチはありません。
下部にある炊事棟。シーズン中は結構荒れている印象です。
こちらは、道路反対側にあるトイレ。
家族連れやカップルで、女性には気になるトイレですが、今回は妻の協力のもと女子側も撮影して貰いました。
女子トイレ内の様子。K(妻)撮影。
女子トイレ内(和式)の様子。K(妻)撮影。
女子トイレ内(洋式)の様子。K(妻)撮影。
循環式環境水洗トイレというあまり聞き慣れない名称のトイレですが、要するに排水を浄化して再利用する仕組みのようです。この仕組みが原因なのか、夏場の臭いはキツイそうです。
私達が訪れた時は、無料キャンプ場にある公衆トイレなのに、きちんとトイレットペーパーが備え付けてありました。これは凄い事だと思います。
男子トイレ内の様子。
何を展示しているか私は知らないのですが、展示棟。
避難小屋と避難小屋横の自動販売機。
写真撮影のために訪れたのが4月初旬の平日だったので、キャンプをしている人はいませんでしたが、5月のGWから10月位までの週末や連休中はそれなりに混んでいます。
特に、夏休み中は大盛況で、テント設営場所の確保が困難な時もあるそうです。
大野アルプスランドでのゴミ処理について
以前(たぶん3年位前?)に訪れたときは無かった下写真の左側の看板「無料開放はもう限界です!」が増えていました。
大野アルプスランドでは、原則、ゴミは各個人の責務において処理(持ち帰り)するというルールがあります。しかし、残念な事に一部の心無い人達がゴミを投棄して行かれる様です。
ゴミを投機される方々にお聞きしたいのですが、自分の家の庭やベランダにゴミを投棄しますか?
公共の場所だからといって、ゴミを投棄して良いはずもありません。
出たゴミはきちんと持ち帰る。それが次に利用される方々へのマナーでもありますし、自分たちの前に利用された方々がマナーを守らなければ、ゴミ清掃してからテントを設営しなければなりません。
例え、大野アルプスランド独自のローカルルールであったとしても、利用する上でそのルールを守る。守れないなら、利用すべきでは無いと思います。
大野アルプスランドを皆で末永く気持ちよく使うために、ルールは守りましょう。
食料や飲料水の調達場所は?
大野アルプスランド周辺には、食料の調達が出来るお店はありません。
従って道中で不足している食材を用意する事になります。大阪方面からは、道の駅いながわで新鮮野菜などのお買い物がお勧めです。農家さん直売野菜が並んでいるので、新鮮でお値段も安めなのが嬉しいところ。
更に手前には、日用品まで含めて手に入るイオンモール猪名川もあります。
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