夏休みの工作にもOK。簡単に作れる高さ調整可能な折りたたみサイドテーブルを作って、アウトドアに持ち出そう!
コンパクトに収納できて移動も運搬も便利。アウトドアで1台あると重宝する、総額 400円(税別) で作れる便利なアウトドア用サイドテーブルのDIYをご紹介したいと思います!
目次
折りたたみサイドテーブルは、便利で可愛く使えるヤツ!
コンセプトは、簡単に作れ実用性があり、見た目もしっかりしてなきゃイヤ~ン方にお勧め出来ること。
ザックリまとめちゃうと…
- どなたでも簡単に作れます!
- キャンプサイトやテント内で実用性があります。
- 折りたたみ椅子をベースに使っているので丈夫です!
- お子様の夏休みの工作にもOK、勿論、作った後も活躍!
- 極めつけは、材料費が財布にやさしいお手ごろ価格です!
と、まぁ、こんな感じでしょうか(笑
最近流行のレッドフレームバージョンも作れます!
トップの写真は、フレーム部分を先に赤色で塗装し、天板は木目を出しながら自然な感じにするためサンドペーパーで仕上げた後に BRIWAX オイルで仕上げた例です。
これ持ってフィールドに行くと、「どこで買ったんですか?」とか「どこのブランド?」なんて聞かれるかもしれませんね。
実際、私が聞かれました。
「いいですねぇ、コレ。 どこで買われたんですか?」と…
その時は、作り方を丁寧に(このブログも紹介しながら)レクチャーしました。
<準備編>100均材料で作ったサイドテーブル用意する材料
早速ですが、使用する材料は、竹集成材のまな板(200円)・折りたたみ椅子(100円)・ワイヤーネット吊り下げフック(100円)の3つだけ!
この3つだけで「100均材料で作ったサイドテーブル」は誰でも作れます。
今回は全てDAISO(ダイソー)にて購入しました。
(注1)DAISOで折りたたみイスの値段が150円(税別)に値上がっているみたいです。コストにこだわる方は、折りたたみイスだけ他の100均で購入を検討して下さい。また、背もたれ付きの折りたたみイスも販売されていますが、背もたれ付きイスは不適ですので選ばない様にご注意下さい。
(注2)写真では、フックのパッケージに使われている台紙の色がピンク色ですが、2017年4月に確認したところ、台紙の色がピンク色から白色に変わっています。
座面のキャンパス地は切り取って使いませんので、座面は何色でも構いません。
今回は全て100円ショップDAISOで用意しました。
購入した椅子は、背もたれの付いていないタイプです。一部100均では、背もたれの付いている椅子が売られていますので注意して下さいね。
「100均材料サイドテーブル」脚を固定する金具ではコレです!
この金具だけは絶対に間違わないこと。違う種類だと組み立てられないかもしれません。ワイヤーネット(ワイヤーが網状になっている物)を壁面等に取り付ける際に使う物のようです。
名称が「ワイヤーネット吊り下げフック」、DAISOで販売されてます。 ※ 現在は、パッケージの台紙がピンク色から白色に変わっています。
<準備編>100均材料で作ったサイドテーブル必要な工具
材料以外に用意する物は3つ。我が家では〝ガストーチ(バーナー)〟を使いましたが、火傷に注意すれば一般の使い捨てライターでも代用できます。
接着剤はエポキ シ系(2液を混ぜることで硬化する接着剤)をお薦めします。エポキシ系接着剤がご自宅に無ければ、エポキシ系接着剤も100均で購入しましょう。
必ず必要な物
- ハサミ(カッターでも可)
- エポキシ系接着剤(2液混合タイプ)
- ガストーチ(火傷に注意すれば一般的なライターでも代用可)
あると便利な物
- バイスクランプ(接着後押さえておくため)
- 木製品用ワックスや塗料など(お好みの雰囲気演出するため)
- フレームをお好みの色にしたい方はお好きな色のスプレー塗料
<工作手順>100均材料で作ったサイドテーブル作り方
折りたたみ椅子の脚部に付いているベルト状の布を取り除きます。
この作業にあたり、以下のつのパターンが確認されていますので、ご購入のイスのタイプに合わせて作業を変更して下さい。
- リベットでベルト状が取り付けられている場合は、切り取った後にリベット部分が綺麗に取れない場合のみ、ガストーチを使って焼いてしまいます。
- ベルトを固定しているのがネジ式の場合はネジを外してベルトを取り除きます。
- ベルト状の布が無い場合は、この作業を飛ばして下さい。
以下の写真は、ベルト状の布がリベットで固定されていた場合の処理
座面の布をハサミで切り取りフレーム(パイプ)だけにします。
残りカスはガストーチで焼ききってしまいます。
無事、パイプフレームだけになりました。
パイプフレームに色が塗りたい場合は、この段階で塗装して下さい。塗装のコツは、黒い面に満遍なくサンドペーパーをかけ、ベース塗装(サーフェーサー若しくは銀色)を下地が見えなくなる程度に塗ります。ベース塗装が乾いたら、お好みの色を2~3度に分けて塗り、乾いたら完成です。
脚部固定用の金具をパッケージから取り出し、種類ごとに2組に分けます。
金具は2種類2個づつ入っていますので、注意して分けて下さいね。
上記写真を良く見て、間違えないように注意して分けて下さい。
金具の側面から見て、アルファベットの J 型と、アルファベット小文字の d 型に分けます。
このとき、d型が固定側。
J型が高さ調整側になります。
パイプだけになった椅子のつなぎ目を探し、つなぎ目を左右に引っ張って下の写真の様に開きます。
左右に力を入れて引き抜く感じで引っ張ります。
開いた場所から、固定側の金具(d 型)をベロが内側に来る様に2つとも差し込みます。
間違えて J 型 を使ってしまうと、この後、脚部が固定出来なくなってしまいます。
しつこい様ですが、必ず、固定側の金具(d 型)を差し込んで下さい!
竹集成材のまな板の上に載せ、脚部パイプフレームの位置決めをします。
位置が決まりましたら、エポキシ接着剤を混ぜ合わせ貼り付けます。エポキシ系接着剤は、混ぜ合わせたら直ぐに硬化が始まりますので、接着作業は迅速丁寧に行うのがポイントです。
但し、一つ注意点があります。
接着作業は、固定の金具にパイプを通した状態で行って下さい。先に固定金具を貼り付けてしまうと、後からパイプを通すことは出来ません。
この時に、重い物を載せる前提なら、トラス頭のネジ径4mmで長さ10mm未満の木ネジを使い金物を固定すると更に強度が増すと思います。
固定側を接着しました。
心配な方は、この状態でクランプ等を使って圧着しても良いと思います。クランプが無い方は、上からずれ無い様に重しをしておくだけでOKです。
上手く接着するコツは、貼り合わせたらとにかく動かさない事!
反対側の高さ調整側も同様に接着剤で貼り付けます。
金具付属のネジは…使いません!
100均材料で作ったサイドテーブル接着剤が乾いたら完成
後は接着剤が乾いたら完成です!
接着剤が乾いたかの判断基準は、今回の接着の為に2液を混合した余りで判断出来ます。
季節や室温などによって、実際に接着剤が乾く時間は違います。私の使った5分硬化接着剤の場合は、概ね30分もすれば実用強度に達しているかと思います。
サイドテーブルの高さは2段階に変えられます。
サイドテーブルの高さ調整の仕組みを、裏から見たところ…
脚の開く角度に差をつけることで、テーブル天板の高さが変わる仕組みです。
接着段階で、固定金具を内側に寄せて作ればテーブル天板の高さは稼げますが、あまり欲張って高さを稼ごうとするとテーブル自体が不安定になりますから、その点は十分に注意して下さい。
私個人的には、安定感があって低めが扱い易く便利だと思います。
以前作って色を塗ったテーブルで高さの比較をしてみました。
この「100均材料で作ったサイドテーブル」の記事はお気に召されたでしょうか?
材料費は安価ですが結構便利ですし、軽量コンパクトなんです。なので、Y(夫)は釣りにも持って行きますしBBQやキャンプにも持参しています。綺麗に色を塗れば、とても税別400円で作ったテーブルには見えませんし、かなり丈夫なんで耐久性もあるようです。
でも、危ないので、絶対にお子さんを座らせたりしないで下さいね。
「材料を揃えるのが大変」とか、「作る自信がない」・「もっと軽いのが…」と言う方は、キャプテンスタッグのアルミ ロールテーブルが評判も良くお勧めです。
天板をオイルフィニッシュでアンティーク&ナチュラルに!
さらに耐久性を上げるために私がお勧めするのが、天板を BRIWAX を使ったオイルフィニッシュ仕上げにする方法です。 BRIWAX はヨーロッパで古くから愛用されているブランドで、その中でも、このアンティークブラウンは最高に良い雰囲気を醸し出します。
オイル仕上げすることで天板への輪染み(冷たいコップや缶類を置いたときに出来る丸い染み)も防げますし、独特の光沢と木の肌触りを損ねないのでお勧めです。是非お試しください。
個人的には、パイプフレームを赤く塗って、BRIWAX のアンティークブラウンを使ったオイルフィニッシュの天板が一番のお気に入りです。(私の周囲の方々の評判も概ね一緒みたいですね)
最後に…
梅雨時や、予定がぽっかり空いてしまった休日。気分転換に、安価に作れて実用性抜群のサイドテーブルでも作ってみましょう。
自作サイドテーブルを持ってフィールドへ出かけた時を夢見ながら…
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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※ この記事は2015年06月23日に旧ブログ( http://cutewings.seesaa.net/article/421188672.html )で公開されたものを加筆修正して掲載しています。