はじめに…
この度の熊本県における震災で被災された方々に対し、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
また、一日も早く復旧されることをお祈りさせて頂きますと共に、被災された皆様が一日も早く平穏な日々を取り戻せるよう お祈り申し上げます。
備えあれば憂いなし…
今回は地震災害に対する啓発の意味も含めて書かせて頂きます。
突然ですが、貴方の家では地震対策されていますか?
地震の多い地方も少ない地方も、地震に対する慢心は油断に…
油断は生命の危険をも生み出します。
ことわざで「備えあれば憂いなし」というのがありますが、備えあれば憂いなしとは、常日頃から準備をしておけば、いざというときに心配がないということです。
因みに私Y(夫)は、関東出身で1995年の阪神大震災を経験しておらず、2011年の東日本大震災当時は既に関西に住んでおり、幸運な事にどちらの地震も未経験で過ごして来れました。
地震の揺れに対する記憶としては、遥か昔に起震車(トラックの荷台で地震を擬似体験できる振動装置が付いている自動車)で震度7を経験した程度で、震度7の揺れの凄さは遠い記憶に有っても、実際の地震は全く未経験だったりします。
逆に、K(妻)は私と違い当時住んでいた場所で阪神大震災の経験があり、東日本大震災をTVで見てからというもの、本棚は螺子で固定したり(正確にはK(妻)からの指示で、私Y(夫)が作業を行いました)、備蓄用の水や非常食の缶詰・レトルトパックの食料も備蓄しています。
経験がK(妻)を動かすのでしょうか…!?
しかし、現在私たちが住む町は、阪神大震災による大きな被害が出ていないためか、同じ町内に住んでいる方でも、飲料水すら備蓄していない方もいらっしゃいます。
震災に備えて準備できること
各家庭ごとに、必要な物を事前に準備する事が大切です。
水・缶詰・レトルト食品やインスタント麺など…
しかし、インスタント麺を用意しても、水や湯沸し道具が必要です。
なので、我が家は缶詰が多いです。
そして、最も重要なのが飲料水。
我が家では、水は2Lのペットボトルを常に18本キープしていますが、それ以外にも、20L入りのポリタンクに水道水を入れ、2~3ヶ月に一度交換しています。(たまに交換を忘れて4ヶ月位経ってしまうこともありますが…)
また、カセットガスや乾電池式LEDランタンなども常備しています。
食料品については、一度きちんとした表を作って、在庫の品名・数量・消費期限などを表形式にして管理しないといけませんね。そして、消費期限の迫った物は補充して古いものは食べる様にすることで、無駄も省けますし、何よりも必要なものが有るのか無いのか一目瞭然です。
そして、必要な物で「無ければ購入してストック」することで、被災した後の生存に差が出る可能性もあります。
以下は、我が家のストックの大まかな目録です。
1. 飲料水 2Lペットボトル18本
2. 主食 レトルトご飯・インスタント麺
3. 惣菜類 レトルト食品・缶詰類
4. カセットコンロ・ボンベ 一般カセットボンベ・耐寒カセットボンベ
5. 鍋・皿類 キャンプ用
6. 寝具類 キャンプ用寝袋
7. 懐中電灯・ランタン キャンプ用
8. ロープ類 ビニール製ロープ5M
9. ビニールシート 3M角ブルーシート
10. 医薬品 包帯・ガーゼ・消毒薬・かぜ薬・シップ薬
11. 衛生用品 生理用品・トイレ用品・ティッシュ類・使い捨ての紙製下着
12. ラジオ AM波
これだけでも結構な量になりますが、被災初期を確実に乗り切る為に、近いうちに非常用品をチェックしてチェックリスト化し、リスト不足分の追加を考えております。
ストックリスト(チェックリスト)を作り管理する事で、何が足りなく何が余剰なのかが分かりますし、食料品だけでは無く医薬品も使用期限がありますから、そこから逆算して使い切れるタイミングで新しい物に入れ替えられます。
また、避難にあたっては、家族で避難場所を事前に話し合って決めておくのが賢明です。家族が別々に行動している際でも、集合場所が決まっていれば集まりやすくなります。
それ以外にも、災害時は食料や雑貨類だけではなく、相互扶助の精神が大切になります。近所で助け合える地域コミュニティに参加しておくのも有効ですし、地域コミュニティは、災害現場でしか分からない情報を交換するのにも役立ちます。
今回ブログに書いてみて分かったことは、
- 食料品や医薬品のチェックリストで使用期限と量を把握
- 一時避難場所を家族で話し合い集合場所を決める
- 地域コミュニティに参加して助け合いの場を設ける
この3点を事前に準備するだけでも、万が一の際は大きな差になります。
医薬品が有っても変質して使えなかったり、食品が腐って食べられないなんて状況では、ストックしていても意味がありませんし、避難場所が分からず、家族がそれぞれバラバラだったら(携帯は通じない可能性が高い)どうやって連絡を取り合い合流するのでしょうか。
一番下の1点については、町会などの地域コミュニティへ積極的に参加するしかありませんが、それでも色々な行政からの情報やサービスなんかも聞き伝えられる可能性は上がります。
それでも震災はやって来る!
将来的には、地震の発生が事前に分かる未来が来るかもしれません。
しかし、現在の科学では「何月何日の何時ごろに何処で震度○の地震が…」の予測は無理というのが一般的な見識。地震予測について最近はかなり精度が上がって来てはいるようですが、ある程度の正確な日時に、発生地域・地震の大きさまで予測は困難です。
もし仮に正確な地震予知が出来たとしても、その地震の発生を止める事が出来なければ、結局、地震はやって来るのです。
現実問題として、地震で被災しない事が一番なのは事実ですが、科学的に地震の予測が困難な現在、誰もが万が一の震災に備えて準備し、不幸にも被災してしまった場合には、各々が落ち着いた行動で助け合いの精神が大切なのではないでしょうか。