タープポールに付ける金属性の物は優れ物なのですが、オリジナリティが欲しく自作してみました。
せっかく作るからには、「温かみのある木製!」に即決。
重たいガソリン系のランタンは既に所有していないので、CB缶を使ったガスランタン用です。
明るいけど重量級が多いガソリンや灯油系のランタンの場合は、強度的にもう少し厚めの板材(若しくは、強度の高い木材)を使った方が宜しいかと思います。
杉材の40mm~50mm厚の部材を使い、仕上げは焼き杉加工を施すのも面白いかもしれませんね。
木製ランタンハンガー作成、用意した材料
今回、SPF材(今回使用したのは、1×4(ワンバイフォー)サイズ)は自宅に余っていた端切れを使用しましたが、ホームセンター等で購入しても90cm当たり300円もしないはずです。
※ ホームセンターで「SPF材1×4の90cm(正確には92cm)が欲しい」と言えば、売っている場所に案内してくれると思います。
- SPF材 1×4(今回は余っていた端切れを使用)
- 竹製の釣竿(100均で購入)
- 水性ニス(チーク調・100均で購入)
- 型紙用の厚紙(適当な物で用意しました)
- 溶剤系の接着剤(所持品を使用)
竹製の釣竿と水性ニスは、今回ダイソーで購入しました。
木製ランタンハンガーの作成方法
ランタンハンガーのポール側は、型紙に半面の図を描き、描いた線に沿って丁寧に切り取ります。
切り取った型紙をSFF材に転写します。
同様に、反対側へ型紙を裏返して置き、SPF材に転写します。これで簡単に左右対称になりますね。
SPF材のワンバイフォーサイズから並列に2個取れる大きさとしました。
SPF材をラインに沿ってジグソーや糸鋸で切り抜きます。
ポールのホールは、穴ぐり用のドリル刃で空けました。ポールホールの径によっては、最太部の横幅を広げた方が良いかもしれません。
100均で買った竹製の釣竿を丁度良い長さに切り、節はヤスリで落とし、全体にペーパーがけしておきます。
ランタン吊り下げ側も型紙を作り、同様にSPF材を切り抜き作成しました。
タープポール側とランタンフック側の双方に、釣竿を切った竹材を入れる穴(10mm)をドリルで空けます。
竹材を入れる穴に釣竿を切った竹材が入る事を確認し、SPF材側を木工ヤスリで任意の形に整えたら、それぞれのパーツをシンナー系の接着剤で固定します。木工用ボンドを使わなかったのは、万が一雨で濡れても接着が外れない様にと考えました。
接着剤が乾いたら、300番程度の紙ヤスリで全体を磨き木工の工程は完成です。
木製ランタンハンガー作成、塗装は必須!
未塗装で木の地肌も良いのですが、屋外で使う関係上、塗装してないと木の地肌に汚れが付き易すく、雨に降られたりすると後に残った湿気が原因でカビが発生し易くなります。
折角作ったのですから、なるべく塗装はした方が望ましいと思います。
どうしても塗装したく無い方は、オイルフィニッシュを検討して下さいね。
今回は、塗装の工程を記載させて頂きます。
まず、全体に水性ニスを斑なく塗り乾燥させます。
ニスが乾燥したら800番の耐水ペーパーで水を付けて研ぎ、水気をふき取ってから、再度塗り直します。
塗っては研ぎ塗っては研ぎを3回~5回程度したら、最後は乾いたら研がずに完成となります。
今回は塗装色にチークを使いましたが、オークなんかも味があって良い色ですし、オイルフィニッシュを検討される方は、英国アンティーク家具にも使われる BRIWAX(アンティークマホガニー)
世界に1つしか無い、オリジナルのランタンハンガー。
今回は自宅に余っていたSPF材を使ったので総額216円で作れました。SPF材と接着剤を購入しても、総額500~600円程度で2~3個は作れると思います。
つまり、1個当たりの単価は200円以下!
皆さんも、これからの梅雨の時期に、自作アウトドアグッズ作りなんて如何でしょうか。
ペトロマックスや コールマンなどの液体燃料系ランタンの場合は、ランタン自体の重量が重い上に燃料の重量が加わりますので、SPF材を使ってランタンハンガーを作るのであ れば、1×4(ワンバイフォー)規格ではなく2×4(ツーバイフォー)を購入されたほうが望ましいと思います。
我が家のランタン構成
因みに、我が家のメインランタンはSOTOのST-233です。
このランタンの特徴はパワーブースターが標準装備されていて、低温環境でCB缶のドロップダウン現象が起こりにくく光量低下を最小限に抑えられます。
また、リフレクターも標準装備されていて、混雑期に他所様のサイトを不用意に照らさないという配慮も出来る優れたランタンです。
燃料が普通に売られているカセットガスで手軽な上、他の燃料系ランタンに比べ軽量なので愛用しています。
そして、サブランタンは「ジェントスEX-777XP」を使用しています。 こちらのランタンの光源はLEDで、単一乾電池を使用するのですが、アダプターを使って単三型のエネループを入れて使用しています。
そして、大人の時間(お酒タイム)にはメインランタンの光量を絞り、心安らぐハイマウントのキャンドルランタンをチョイスしています。
ハイマウントのランタンはゴールドを購入し、OILランプ(LUNAX MINI MGT-4)を入れて使っています。ランプOILはムラエのコニャック色を入れています。
OILランタン全般に言えることですが明るさは殆ど望めません。しかし、他のランタンには無い炎の揺らぎに心が癒されるのは私だけでは無いと思います(^^
他にも、ランタン関連の記事で「SOTOのランタンST-233(213)に他社マントル流用は可能か?」や「DIYでランタン収納袋を作ったら、なんと材料費はワンコイン!」も書いていますので合わせてご覧下さい。