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お化け屋敷での音響技術に驚愕し、看護のコミュニケーションに納得!

 

 

音響技術と看護には共通点があった!

こんにちは。長女です。

今回は、「お化け屋敷」についてネタバレを含みますのでご注意下さい。

既に春休みな友人達と、久しぶりに大阪・梅田へ遊びに行ってきました!

そしてブラブラしながら見つけたのが、HEP FIVE(ヘップファイブ)8・9階の梅田ジョイポリス内にある、何やら怪しいコーナー。

「生き人形 赫・蒼の間」お化け屋敷!! お~入ろう入ろう!

私は、ビビる友人達を横目に早々にチケットを購入。そして「蒼の間」に入ることにしました。

そのお化け屋敷は、屋敷内を歩いて回るタイプではなく、椅子に座ってヘッドホンをつけ、いわゆる「ストーリーを聞く」タイプのお化け屋敷でした。

一応友人達に「入ろう!」と言った手前、平常心を装いながらも久々のお化け屋敷に、もう恐怖とワクワク感が半端なかったです。(笑)

 

まず、動画とインストラクターにてこのお化け屋敷のストーリーを説明され、薄暗い小さな部屋へと案内されます。

もうすでに怖い怖い。

部屋に入ると、8人1組で一つのテーブルを囲み、椅子に座ってヘッドホンをつけます。

『後ろに何かがやってきても、決して振り向いたり立ち上がったりはしないでください。』

インストラクターから最後の案内が終わると、電気が落とされ、部屋は真っ暗・・・。

そしてしばらくすると、部屋の扉が開く音がして、老婆の声が・・・。

もうね、これはヘッドホンから聞こえているというのは分かっているんですよ!分かっているんですがね。

「ス、ス、ス・・・」とすり足で老婆が歩く音が聞こえるんです。

左から私の背中を通って、右へと机の周りを回りながら話をしているんです。

時折、私の耳元でささやくように話すんです。それはもう・・・。

そして、窓のない部屋なのに急に風が吹いてきます。するとなぜか人形が・・・。

「ぎゃ~!!」

続きは、ぜひ実際に行って体験してみてください。

 

とにかくこのお化け屋敷で感心したのは、現代における音響技術です。 臨場感が半端ない。

思わずヘッドホンを外して、本当にヘッドホンからしか音が出ていないのかを確認してみたほどです。

ヘッドホンを外すと、「・・・(シーン)」。

そこは、ただの「無音で真っ暗な空間」でした。やはり音はヘッドホンからのみ。

且つ、それに加えて風が吹いてきたり、椅子がガタガタ揺れたりして、五感のフル活用。

あ~本当に怖かった。目では見えないため余計怖さが増強されるんでしょうね。

五感を用いての人間への影響力は計り知れないものだと感じました。

 

五感と看護におけるコミュニケーション

これは、看護におけるコミュニケーションでも同じことが言えると考えます。

コミュニケーションとは何か・・・トラベルビーは「人間対人間の関係を築くためのプロセス」と、述べています。

人間対人間の関係を築き上げることで、患者との信頼関係を築けて、患者にとって最適な看護を提供することが出来るのです。

  • トラベルビーとは、精神科看護論を展開したアメリカの看護学者。著書「人間対人間の関係」が有名。

五感は、時には恐怖を増強させたり、こだわりすぎて神経質になってしまったりというデメリットもありますが、五感を上手く活用することで、患者の細やかなサインに気づいたり、患者の微小な変化にも気づくことが出来るようになります。

これは、私が実習でも感じたことですが、患者が「大丈夫。」と言っていても、顔色があまり良くなく、気遣っての発言だったことがありました。

また、普段ほとんど発言が見られない患者の際は、五感を用いながら『観察』を行うことで、患者がそう感じているのかを推測することが出来ました。

トラベルビーも、著書の中で、

「観察は看護の介入における第一段階である。またそれは、コミュニケーションのプロセスにそなわった局面でもある。」(「人間対人間の看護」 医学書院 2013 p140)

と述べています。

五感は、患者とコミュニケーションを図り、信頼関係を築く上で大きな手がかりとなるんですね。

あ~楽しかった~^^

" 長女 : ."