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    Categories: DIY

DIYで作る、おもわず貯金したくなるスマートボール風の貯金箱!

 

夏休みの宿題に貯金箱を作りたいと次女から言われ、作った物になります。

年甲斐もなく、次女の宿題でありながら私(Y)が夢中になってしまいましたので、「小学生の工作かよ!」と言われると厳しいですが、夏休みの工作で皆様の参考になれば…と思い発表させて頂きます。

 

スマートボール風の貯金箱作成のきっかけ!

次女の小学校では、「夏休みの宿題は一辺が30cmを超えないこと」と言う制約があります。そして、家の中の外野から、「面白い物がいい」とか「動くものにしたら?」とか難しい注文がどんどん付きます。放っておくと、注文がエスカレートしそうなので、ここはサクッと作ってしまいます。

事前にK(妻)から言われていたのが以下3つ。

  • 市販のキット類は使わないこと
  • 総額1,000円未満に抑えること
  • 子供らしい作品にすること

と、結構ハードルがきつい。

まぁ、言うのは簡単なんですけれど…ねぇ(笑

 

まずは、材料の調達から…

用意する材料で、新たに購入したのが以下の7点

  • 桐の板
  • MDF合板
  • プラ版(透明な下敷き)
  • 蝶番
  • 角棒材
  • 自転車のベル
  • 白色のスプレー塗料

で、総額(税別で)700円。

これで予算はクリアーしました。

それ以外に自宅で調達したのが…

  • ラップの芯
  • 以前使ったSPF材(ワンバイフォー材)の余り、8cm程度
  • 爪楊枝
  • 木工用のボンド
  • 溶剤系の接着剤(透明)
  • エポキシパテ
  • 厚紙(盤面裏側に使用)
  • 蝶番固定用ネジ(8本)
  • 鈴固定用ネジ(1本)

以上、15点になります。

上から2つ目の「SPF材(ワンバイフォー材)」ですが、自転車のベルから鈴部分だけを取り外して盤面に固定する為に使用します。なので、厚みがあって加工性がよければ他の材料でも代用可だと思いますが、発泡スチロールやダンボールでは難しいと思います。上手く加工出来るなら、購入した桐の板の端材でも出来るかもしれません。

 

DAISOで購入したのは、自転車のベルと蝶番。

 

プラ板(透明の下敷き)

 

本体に使う桐板。

 

裏面と盤面に使うMDF材

 

材料は以上です。

 

貯金箱を実際に作ってみよう!

これらをカットして貯金箱を作ります。

盤面及び後ろの板は精度もある程度要求されますので、MDF合板で。

側面及び底と天板は、桐板を使います。

 

盤面は大体出来た所で、ベースの白色で塗装しておきます。

塗装は3度に分けて行い、サンドペーパーで仕上げました。

コインが当たって音が出るベルの部分は、自転車のベルから鈴の部分のみ使います。

この鈴部分を、Eの字状に切ったSPF材にネジ留めし、盤面に接着し、接着剤が乾くまでクランプで固定。

 

鈴部分を盤面表側から見たところ。

目玉部分は、ラップの芯を加工してコイン受けを作成。  この目玉部分からコインが奥の通路に入り、鈴上の穴からコインが出てきます。

ラップの芯の部分には、次女に目玉を書いてもらいました。

 

この貯金箱で一番難しかったのがここ。

奥からコインが抵抗なく盤面に出て来るように、コインの通り道を滑らかにしなければならず、エポキシパテを盛って紙やすりでシコシコと手作業で整形しました。

ここから出てきたコインは、鈴に当たり音を鳴らす仕組みです。

因みに、小穴は2mmのドリルで開けてあり、コインの流れを抑制する楊枝を挿すための穴です。

上部は2箇所にコイン投入口を設けました。

 

上部に設けたコイン取り出し口。

蝶番で上側に開くように取り付けました。

上蓋を閉じた時に、サイドフレーム内側に収まるように作りました。

盤面固定用のレールは、盤面の厚さ(6mm)を考慮して、サイドフレームから12mm内側に接着します。

 

早速、盤面を合わせてみましょう。

盤面下側スリット状の所からコインが貯金箱に落ちる仕組みです。

目玉部分から入ったコインは、鼻の穴から出てきて鈴に当たって音を出し、下側のスリットから貯金箱に入る仕組みになっています。

その後、長さを揃えた楊枝を接着し、プラ板(透明の下敷き)を張る前にコインがスムーズに通れるかを、最も外形が大きい500円硬貨で何度もチェックします。

チェック結果に満足出来たら、盤面の表面にプラ板(透明の下敷き)を貼り付け完成となります。

 

上部コイン投入口から入ったコインは、カタカタと下に落ちて行き、鈴を鳴らしたりしながら下部スロット部分から貯金箱の中に入ります。眉毛の部分はストローを中心に風車を作り、コインが当たると眉毛がクルクル回る様にしました。

また、次女が一生懸命作った花飾りを接着して完成となりました。

結果的に、K(妻)から「子供の工作としては、やりすぎでは?」と言われましたし、自分でも少々度が過ぎたのではと思います。もう少し、次女の身の丈に合った物を作るべきだったのかもしれません。

次女は予想外の出来だったらしく、とても喜んでおりましたが…

 

 

 

" Y(夫) : ."