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新製品発表から待っていた物!
春先から待ちに待った「FGポットハンガー」。
度重なる発売延期も重なって待ち焦がれていたため、発売初日衝動的にポチっとしてしまいました。
で、早速届いたのがコレ!
因みに、我が家のファイアグリルはファイアグリルラージでは無く標準サイズのファイアグリル。
標準サイズのファイアグリルでも、家族4人なら十分すぎるサイズです。
※ 以下、標準サイズをファイアグリルと大き目をファイアグリルラージと記載しています。
今回購入したFGポットハンガーに合わせて、DIYで囲炉裏テーブルを作ってみましたので、そちらも合わせて読んでみて下さいね。 → 「DIYでウッディな古民家風の囲炉裏テーブルを作ってみた!」
FGポットハンガーを購入に至るまでの経緯
今年の春先に新製品発表で見て一目ぼれしてしまい、発売が延期された時は他のポッド類なんかも考えたのですが、ダッチオーブンなどの加熱された重量物を吊り下げる事を考えると強度の判らない商品は正直怖いです。
そこで、色々とネットを徘徊して調べてみましたが、ポッド(一般的にクアトロポッドやトライポッドと呼ばれている物)の脚のパイプ径とパイプの肉厚まで書かれている物は殆どありませんし、耐荷重すら書かれていない商品もチラホラとあります。
また、ユーザーレビューにハッキリと「耐荷重不足」と書かれている商品まである次第です。
我が家の使用前提が加熱したダッチオーブンを吊るすことですから、使用中にポッドが破損したら大火傷の可能性もありますから耐荷重すら書かれていない商品は論外です。
そして、これは完全に我が家特有な問題なのですが、我が家一の超ドジな次女!。
キャンプに行けばペグに躓き、クーラーボックスを蹴飛ばし…
そこらへんでバタバタとコケまくる!
そんな我が家ですから、地面に突き出た脚は少ないほうがイイんです。
ファイアグリル自体の耐荷重が約20kgありますから、FGポットハンガー(1.3kg)+ダッチオーブン(具材入りで)10kgとしても十分に許容範囲内となりますし、安全面からもここはある程度のコストは見積もるべきと判断し、発売まで待つ事にしました。
FGポットハンガーのスペックは!?
FGポットハンガーの付属品は、FGポットハンガー本体(4本構成)・ハンガーチェーン・取り扱い説明書・収納袋の計6点で構成されています。
では、簡単にFGポットハンガーのスペックをご紹介。
- 収納時 780mm
- 材質(脚) ステンレス7mm棒
- 材質(チェーン) スチール 開口部溶接仕上げ
- 重量 1.3kg
で、ここからは実測(簡易計測)してみました。
文章だけだと判り辛いと思いますので、計測時の写真を用意させて頂きましたので併せてご覧ください。
- ファイアグリルへ取り付けた際の使用時全高 1,000mm
- 焼き網の網面からFGポットハンガー頭頂部までの高さ 680mm (純正の焼き網で計測)
- 網面からチェーン取り付け部までの高さ 520mm (純正の焼き網で計測)
因みに、地面から純正の焼き網までの高さは320mmです。
- 頭頂部からチェーン先端部まで 600mm
- チェーン長さ 430mm
- 網面からチェーン先端部 70mm
- 先端結合金具からチェーン取り付け部まで130mm
先端の四角い結合金具、サンプルは円盤状だったようです。Amazon
- トング等をぶら下げるハンガー部分の出っ張り 200mm
FGポットハンガーはここが凄い!
FGポットハンガーの部品一つ一つは作りが丁寧でしっかりしている印象で、本体脚との接合部、特に荷重が加わる部分はアルミ製フランジを挿入し先端をプレス加工してあります。
トング等を引っ掛けるハンガーの軸部も丁寧な溶接がさてていて強度的にも問題無さそうです。
そして、特筆すべき点がこのハンガーチェーンに!
チェーンは全て、アルファベットのCの字状の開口部をOの字状に溶接加工してあります。下からの強い炎でチェーンが熱せられ、材料が柔らかくなった時でもCの字の開口部が開いてしまわない様にの配慮でしょうか。
他にも、荷重が加わるフレームとのファイアグリルとの接合部のロの字部分も同様に溶接されていました。
流石、made in japan ! こんな所が中華製ではありえない品質で脱帽ものです。
そして、やる気になれば、ダッチオーブンを吊り下げた下で網を使って焼き物も出来てしまいます。
※ 焼き網までの地上高は320mmです。
ダッチオーブンを吊り下げて判ったのですが、我が家のロッジのダッチオーブンよりも、ユニフレームさんのダッチオーブン(スーパーディープ)の方が安定性が良さそうです。ユニフレームさんのダッチオーブンですと、弦2本がクロスしているので(我が家のロッジは1本)必然的に鍋の中心にハンガーチェーンが来やすい構造になっています。
FGポットハンガー、難点は!?
ベタ褒めに値するFGポットハンガーですが、FGポットハンガーにももう少し頑張って貰いたい所もあります。
😥 1つ目が、その価格。
FGポットハンガーそのものの作りの丁寧さには何ら問題ありませんが、個人的見解を申し上げれば、ファイアグリルのオプションパーツとして捕らえた場合に、微々たる額とはいえ本体価格より高いのはどうなんだろうと思います。
パソコンのプリンターと同じ「インクカートリッジ商法」みたいなノリを感じてしまったのは自分だけ?(笑
😥 そして2つ目。
ファイアグリル自体も純正のトートバッグを使っていますが、ファイアグリルのトートバッグは別売。
今回購入したFGポットハンガーの収納袋は付属品。
別売品と付属品の違いはあるのでしょうけれど、上側を萎めて止めるだけでの構造ではハンガーチェーンを落として無くしそうな気がしました。このへんは要注意ポイントだと思います。
ハンガーチェーンだけをファイアグリルと一緒に仕舞うか、FGポットハンガー頭頂部の先端結合金具とハンガーチェーンをステンワイヤーで縛って(ワイヤーロック)しまうか思案中です。
簡素な細長いきんちゃく袋の様な収納袋なので、収納袋に取っ手(持ち手)等は一切ありません。
積載については、バイクキャンパーの方には不向きだと思われます。製品自体は細長く軽いのですが、長さが800mm近くあるので大変だと思います。我が家のようにファミリーキャンプがメイン(乗用車)ならば積載は十分にパス出来る範囲ですね。
それから、ファイアグリル用のFGポットハンガーは10インチのダッチオーブンまでとメーカー側でインチ指定されていますので、12インチのダッチオーブンをご使用の方は、ファイアグリルラージとファイアグリルラージ用のFGポットハンガー ラージを使用する事となりそうです。
しかし、FGポットハンガー自体のフレームはファイアグリル用もファイアグリルラージ用も同じ7mm径のステンレスフレーム(但しラージ用は、収納時850mmで使用時に地上高さも若干高くなる)であることから、製品の構造ではなく、ファイアグリル側のバランスの問題なのかもしれません。
何れにせよ、我が家に12インチのダッチオーブンはありませんので、問題にすらなりませんが(笑
と、まぁ、問題点も色々と書きましたが、携帯性や利便性など色々考えると、ダッチオーブン等の重い鍋を吊り下げるキャンプグッズとしては今まで見た中で一番だと思います。
これを機会に、FGポットハンガーを検討されてみては如何でしょうか。
私的には、発売を待って(他社製品を購入しなくて)良かったと満足しています。
FGポットハンガーに最適なダッチオーブンは?
これは完全に好みの問題だと思いますが、ダッチオーブンをお持ちでない購入検討中の方、FGポットハンガーを使ってファミリーで使うなら10インチ。
ロッジなどの鋳造製品も良いけど、鍛造は割れないから初めてのダッチオーブンならIHでも使えるユニフレームさんをお勧め!
少人数やカップル、既に10インチをお持ちで2台目検討中なら8インチが適当な大きさだと思います。
因みに、我が家には古いロッジの10 1/4インチダッチが有りますので、2台目として購入するのであればユニフレームさんの8インチかな。サイズ的に8インチあれば炊飯も4合程度までいけるし、汁物も家族全員分は作れますからね。