8月早々、行って来ました。
尼崎市立青少年いこいの家。
しかも今回は冷房完備の館内宿泊。
当初はテント泊も考えたのですが、暑いのが苦手なY(夫)と虫が苦手な次女。
そして、そのどちらもが苦手な財務大臣ことK(妻)の要望で、冷房完備の館内宿泊が決定!
それでは、お勧めスポットを交えて、簡単に館内のご紹介をさせて頂きます。
青少年いこいの家は、アウトドア初心者にもお勧め!
大阪市内から車で約90分と近く、しかも車で15分位の距離には大型ショッピングセンターもあり、徒歩圏内にコンビニエンスストアーと道の駅いながわがあるので、新鮮な地の野菜類も安価で手に入ります。
コンビニに近いと、夜間の騒音を心配されると思いますがそんな心配も無用。
コンビニが徒歩圏内なのは事実ですが、青少年いこいの家は丘の上にあるので、殆ど騒音らしい騒音は聞こえて来ませんでした。
外見はコンクリート打ちっぱなしで少し古い感じがしますが、ロビーから宿泊エリアに入ると、ウッディな雰囲気になっています。
我が家が借りたお部屋は、8人部屋で2段ベッドになっている昔懐かしい林間学校タイプ。
他にも和室タイプがあるそうです。
そして、部屋にはエアコン!
お蔭様で涼しく眠れました。
エアコンの使用料は1泊あたり500円です。
お風呂は宿泊者同士で16時にミーティングを行い、各グループごとに割り振られた時間に入浴します。
ボディシャンプーはありましたが、少し薄いかな。
シャンプーはありませんでした。タオル類も含め、要持参ですね。
お風呂の脱衣所には、ドライヤーと洗濯機もありました。
因みに温泉施設ではありませんので、ボイラーに点火されている時しか入浴出来ません。
そして、館内の消灯時刻は午後10時30分です。
午後10時30分を過ぎると、廊下等の共有スペースの照明が落とされ豆電球のみとなりますが、各部屋内の照明は部屋ごとの消灯となりますので、午後10時30分以降でも消灯しなくて良いようです。
初日施設の説明を受ける際に「館内の消灯後は静かにして下さい」と注意事項をお聞きしましたが、我が家は消灯前に就寝しました。
尼崎市立青少年いこいの家の宿泊費は?
気になる館内の宿泊費は安価ですが、施設は良く管理され綺麗でした。
- 大人1泊800円(市内在住者だと半額)
- 子供1泊400円(市内在住者だと半額)
- 寝具一式500円(宿泊日数関係なし)
- エアコン使用料500円(1泊1室)
勿論この価格でお風呂も入れますし、人数さえ纏まれば食堂でメニューのオーダーも可能になるようです。
我が家はアウトドアで色々作って食べましたが、アウトドアの調理場を含め鍋やザル等は申請すれば無料で貸し出して頂けました。
炭や薪等の燃料代は別途請求されるとの事。
ご興味がある方は、各個人でお問い合わせ下さい。
因みに、ロビーには自販機が設置されていて、500mlのペットボトルのお茶等が販売されていますが、コンビニ価格よりもお安く販売(140円だったと思う)されていました。
青少年いこいの家のアウトドア施設については、以前の記事に書いていますのでそちらをご覧下さい。
以下にリンクを貼り付けておきます。
猪名川町立の静思館は、懐かしく美しい保存状態に感激!
尼崎市立青少年いこいの家に泊まったら川遊びなども良いですが、趣を変えて古民家の見学など如何でしょうか。
我が家のお勧めは、猪名川町立「静思館」です。
静思館は、猪名川町役場の南側にある側道を入って50m程の所にたたずむ茅葺屋根の家で、豪商「冨田熊作氏(故人)」が昭和7年から3年の歳月をかけて建てた「旧冨田家住宅」を町が買い取って管理し、一般に公開しているものとのことです。
日本国内に水洗トイレが無かった時代、井戸からくみ上げた水を高所に設置したタンクに貯め、その水圧で流す方式で水洗トイレを設置していたそうです。これは、冨田熊作氏が商いで外国を訪れ、外国で見た水洗トイレを日本で再現したとの事でした。
それ以外にも山の斜面をくり貫いた氷室や、オンドル(今で言う床暖房)の付いた書斎があったりと、贅の限りを尽くした日本家屋だったようで、現在の貨幣価値で10億円もの建築費が掛かっていたそうです。
とても綺麗に整備された、門前にある裏山への上り口。
凄く立派な正門。
母屋玄関に取り付けられた静思館の看板。
今はもう時を刻まないSEIKOSHAの壁掛け時計。
このドラの鳴らし方で、使用人等へ用件を伝えていたそうです。
ドラの右側には、1尺1寸の見事なヒノキの大黒柱があります。
今はもう見かける事が殆ど無くなってしまった釜。しかも5口と多い。
大釜に驚嘆し、その保存状態の良さは脱帽ものでした。
ノスタルジックな昔ながらの和室。
なんだか心が休まるのは気のせい?
はたまた、私Y(夫)がそういう年齢に達したからなのでしょうか…
部屋の梁上部には、蚊帳を吊るす為の可動式金物が何箇所も付いています。
この和室の反対(背中)側には先程のドラが置いてあります。
立派な離れの茶室。中央の木製部分は蓋を開けると囲炉裏になっています。
静思館の管理人さんがとても良い人で、一度では覚えきれないほど色々と解説して下さり、とてもためになりました。町営だからこそでしょうけれど、ここまで整備されているのに入場無料はとても凄いことだと思います。
秋は山が紅葉し、冬は雪化粧した静思館が見物との事(管理人さん談)。
これは、季節を改めて通ってみる価値がありそうですね。
静思館の所在地等は下記の通りです。
- 所 在 地:兵庫県川辺郡猪名川町上野字町廻22
- 電話番号:072-766-0013
- 開館時間:午前9時30分~午後4時30分
- 休 館 日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)
- 駐 車 場:3台(満車時は、隣接する町役場の駐車場を利用可能とのこと)
皆さんも、猪名川町へお越しの際は一度伺ってみては如何でしょうか。